暮らしになじむ、おうちグリーン 多肉植物編

素敵な人の家には、素敵なグリーンがある——おうち取材をしていると、いつも実感することです。今回はそんなキッカケから2018年9月号の本誌で取材した“素敵なグリーンのあるおうち”の2人に、グリーンの育て方や飾り方のコツを伺いました。まずは、多肉植物の専門家・solxsolの松山美紗さんが登場。

Q.室内で育てやすい多肉植物は?

グリーンを置きたいけれどすぐ枯らしてしまう、という人には育てやすい多肉植物がおすすめ。最近ますます人気が高まっていろんな種類が出回っているけれど、初心者が育てやすいのは?
「初心者にもオススメなのはサボテンの一種のリプサリス。上に伸びてから枝か分岐し重みで垂れ下がります。丈夫で育てやすいです。室内の直射日光の当たらない明るい場所に置いて。夏の水やりは2週間に1度程度。埃を落とすように、シャワーの水を上からかけてしまってOKです」

 

多肉植物/リプサリス

室内で育てるのにぴったりなリプサリス。

多肉植物/リプサリス

水をあげたあとは、風通しのよい場所に。

Q.こんなときどうする?

日当たりのいい場所に置いておいたら、いつのまにかニョキニョキ伸びてた…なんてことありますよね。そういうときは、思い切ってカットしちゃいましょう。
「伸びてきたら、これくらいにカット。発根してくるまで空のビーカーにさしてまっすぐにしましょう。直射ではない日当たりのいいところに置いて。ただ、カットするのは秋になってから! 発根してきたら新しい土に植えてあげましょう」

多肉植物

伸びてきたらカットして植え替え。

口が狭い瓶などにさし根が出るのを待つ。

Q.飾る場所や飾り方のコツは?

お庭や広いベランダがなくても育つのが多肉植物のいいところ。ただし、どんな場所でも育つわけではありません。
「できるだけ明るい場所に。多肉植物は手間がかからないので誤解されがちなのですが、明るい風通しのいい場所に置くことが大切。鉢の高さや大きさを変えて3つ以上一緒に置いてみるとかわいく見えると思います。雑貨や生花と並べるのも素敵ですよ」

 

多肉植物

マグカップなども鉢として使用。雑貨ともなじみます。

誌面では松山さんの素敵なご自宅の写真とともに、インタビューを掲載しています。
是非チェックしてみてください。

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※ニナーズ2018年9月号「暮らしになじむ、おうちグリーン」より。

教えていただたいのは
松山美紗さん
solxsolクリエイティブディレクター。2005年設立されたsolxsolで、多肉植物を専門に栽培から販売を行う。現在東京郊外に温室と自宅を構える。著書に『多肉植物・サボテン図鑑』(ブティック社)ほか。ホームページではリプサリスのいろいろな種類をチェックできます。https://www.solxsol.com/

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