Vol.1 4人目妊娠…どうしよう?ノープラン子沢山ママの道のり
★登場人物
はじめまして!1歳〜高校生までの4人のママ、MOTOKOです。
ニナーズ本誌にて「うちのヒフミヨ!〜4人育児はエンターテインメント〜」という漫画を連載しています。本誌ではスペースが足りずに載せきれない子だくさん家族の日常を、こちらで思う存分描かせていただきます!
「子どもは一人でいいや」と思った一人目育児
ちなみにタイトルの「うちのヒフミヨ!」は、長男ヒー、次男フー、三男ミー、長女よっちゃんのことです。
今でこそ4人も育てながら好きな漫画も描いて…、とすごく余裕なママみたいですが、長男が幼いころは、「子どもは一人でいいや…自分の時間が全然ない…」といつも嘆いていました。
長男を授かったのは22歳のとき。そのすこし前に幼馴染の妊婦姿を見て、その幸せそうな姿に「わたしも赤ちゃん欲しい…!」と、よく言えば「純粋」に、実のところ「あまり深く考えずに」そう思いました。
そしてめでたく長男が産まれ、赤ちゃんとのほのぼのした日常が始まるかと思いきや…育児ノイローゼ期に突入します…。
とにかく「聞いてないっ!」ことばかり
出産時は
「痛すぎっ!聞いてないっ!」
産まれてからは
「赤ちゃんって勝手に寝ないのっ!?聞いてないっ!」
憧れの母乳育児も
「おっぱい張ってガチガチ!熱まで出るなんて!聞いてないっ!」
保育園に入ったはいいけど、
「毎週熱出すんだけどっ!聞いてないっ!」
…と、あげればキリがないほど、初めての事にとまどってばかり。おまけにあんまり若すぎて周囲のママと馴染めず、近所にママ友は1人も出来ませんでした。
今思い返してみると、本当に若かったし、かっこよく、妥協を許さない完璧なママになろうと常に力んでいました。
壁にぶち当たった時に湧き出てくる「聞いてないっ」という心の声は、頑張っても思い通りにならない苦しみを、誰かのせいにしてしまいたかった、私の弱さでした。
3人目からはウソみたいに楽に
ママ3年目でやっと「もう一人、欲しいな。」と思えるようになり、4歳差で次男を出産。道なき道を行く1人目とは違い、一度通った道を行く2人目。比べ物にならないほど楽でした。
すっかり余裕をもった私は「子ども3人って、なんか憧れる!」という漠然とした思いから、次男が年中のころ、3人目を産む決心をします。
3人目は孫の可愛さと言いますが、まさしくその通り。手の抜きどころがわかり、大らかに育児が出来るようになったのもこの頃でした。
1歳くらいで寝かしつけがいらなくなったのも、衝撃でした。
「え!妊娠したかも……」で授かった4人目
憧れだった3人ママにもなったし、子どもはもう充分と思っていましたが、三男がもうすぐ5歳になる…というタイミングで、妊娠が発覚しました。
今もよく覚えていますが、私の頭に最初に浮かんだのは、
「もう収納がないから、無理!」でした。
とっさの事で、ちょっとパニック。仕事やお金の心配もあれこれ浮かび、正直「中絶」の言葉が頭をかすめた事も否定しません。
一瞬で浮かんだいろんな感情が、「収納」の2文字に集約されて心の声となる自分がすごく冷酷な気がしてまたモヤモヤしました。
でもやっぱり、このお腹にいると知った瞬間から、愛しくなってしまうものです。
収納問題はなんとか解決しようと高をくくり(笑)、4人の母になる決意をするのでした。
MOTOKO
1979年生まれ。埼玉県出身。読書と家が好き。「疲れた」が口癖でよく家事をサボる。22才でママになり、試行錯誤しながら「育児」とつきあい早15年。型にはまらない暮らしを模索し、30代半ばで住み慣れた関東を離れ家族で地方移住。4人目長女の出産を機に2018年からインスタで漫画を描きはじめる。ブログでは漫画や日々のあれこれを掲載
http://www.kame6.com/ Instagram @motok68
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