千秋のお悩みバスター〜papa編〜 Vol.42　苺とルパンとピストルと
普段忙しく、小学2年生の息子と一緒に過ごす時間が
あまりなくて、息子が自分の言うことを聞いてくれない
というパパのお悩み。千秋さんが一刀両断！
《 前の相談 次の相談 》
Q小学2年生の息子がいます。普段仕事が不規則で、子どものことは嫁さんにまかせることが多いです。小学生になると、例えば「くそばかやろう」とか、友達やテレビから使ってほしくないことばを覚えてきて注意しても治りません。普段家にいないので父親としての発言力が弱いせいだと思います。叱り方も難しく、あまり口うるさくいうと怖がるようになるかもしれないし、ぶったりすると幼児虐待と思われるからぶつこともできません。
　休みの日も、勉強してほしいのに、DSやテレビから子どもが離れません。上と同じ理由で、普段家にいないので、言うことを聞かないのです。
　あと休みの日は嫁の手助けしかできず、本人と向き合う時間が少ないです。男同志でいく場所も限られており、行くとしてもおもちゃ屋さんにある子ども向けのゲーム屋さんとかになります。本当はサッカーしたりキャッチボールをして遊びたいのですが、場所もなく…。（せん・34才）
A 言い訳ばっかりだね!!
サッカーする場所もキャッチボールする場所も探せばあるに決まってる。ないってことは、ない！　100％、ある!!　自分の知ってる範囲の近所にないなら調べればいいし、徒歩5分の距離に公園がないなら10分かけてでも20分かけてでも公園に行けばいい話。どんだけ都会に住んでるの!?って思う。
　それにせんさんだけが普段家に居ないパパな訳じゃない。仕事がどんなに忙しくてもちゃんとやってるパパもたくさんいるはず。家に居ないから発言力が弱いとか、叱ると怖がられるとか、幼児虐待だからぶてないとか、全部あとから理由をつけて逃げてるだけに聞こえるよ。
　だいたい、普段家に居ないお父さんのほうが世の中には多いと思う。でも普段居ないからこそ、父親としての威厳を保つようにみんな努力してるんじゃないのかな。叱り方は、愛情があれば厳しくてもいいと思うし。ぶつのだって全部が悪い訳じゃないし、限度の問題かも。
　小学校2年生でこんな様子だったら、思春期になったらどうするの？　父親なんていないことになっちゃうよ。手遅れになる前に、言い訳をするんじゃなくて父親として自分がどうあるべきかを考えて行動しないと。
　せんさんは自分がどんな父親でありたいのか全く定まってないんじゃない？　まず自分でどういう風になりたいのか、よく考えてみて。5年後、10年後の話じゃなくて、今どういう父親になりたいのか？　なんで子どもに注意できないのか、聞いてもらえないのはなぜか、聞いてもらうにはどういうスタンスでいけばいいのか？
　父親としての自分を見つめ直して、言い訳する前に、まず行動するところから始めてください!!
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ちあき／10月26日、千葉県生まれ。2002年に結婚、03年に出産。タレント・ミュージシャンとしての活動の他、自らのブランド『チロル社』や『Ribbon Casket』のデザイナーとしても活躍。
ブログをまとめた『苺同盟』（￥1365／アスコム）が好評発売中！
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