ブックタイトル田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ
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田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ
6 21月○日 次男がつかまり立ちをする様になってから、長男はおかたづけを余儀なくさせられている。今まではテーブルの上に置いとけば良かったのがその位では大切なおもちゃが次男の噛みつき攻撃にあうからだ。もちろん、十ヵ月の次男が見たことのないものや触ったことのないものに興味を持って、触ったり、舐めたり、投げたり、噛んだり、叩いたりして、色々な体験をして成長していく時期だということは五才の長男も理解している。ただ、まだ五才だ。 嫁が買い物から帰ってきた。長男は嫁が何かしらお菓子を買って来ていないか、買い物袋をチェックしに行った。その間、前々から次男が狙っていた長男の大切な本が床に置きっぱなしになっている。このチャンスを次男が見逃すはずはない。そのことに気付かず、テレビを見ている僕。 しばらくしてキッチンからリビングに戻って来た長男が、ビリビリに破かれた自分の本を見て、大声で、「やめて!!」 その声で初めて周りを見た僕は、今までも何度か見た光景なので何となく状況は飲み込め