ブックタイトル田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ
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田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ
5 411月○日 田村家に長男の羽織袴が届いた。嫁の両親が、「下の子も使えるから作らせて!」 と言ってくれ、言葉に甘えて作ってもらったのが届いたのだ。桐の箱をあけてみると、とても立派な黒の羽織袴で背中には鷹の刺繍が施されている。僕が見ても惚れ惚れするような代物だ。嫁の両親に感謝。嫁の両親は子どもの日には兜を贈ってくれたりしてくれている。それに引き換え僕の親はなんもしてくれない。嫁の親からすると初孫だからなのか、それとも僕の親の育ちの悪さなのか……。あまり深く考えない方が良さそうなので……やめておこう。11月△日 いよいよ息子が羽織袴を着る日がやってきた。もちろん僕も嫁も着付けなど出来ないので、近くのホテルで着付けをしてもらい家族写真を撮ることにしたのだが、よくよく考えてみたら、僕は写真館で家族写真を撮った記憶が生まれてから無い。家族写真を撮っているから育ちが良い、撮っていないから悪いということはないと思っている。だが最近心の底に沈めたばかりだった為か、「僕の育ちって…?」と思う気持ちがまた浮かんできそうだったので、