ブックタイトル田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

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概要

田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

3 2「お前の目の前にある物体の話はしてくれるな!」 と目で念を送った。血がつながっているだけあって何かを感じたようだ。目の前の塊を指差して、「これのこと?」 的な顔をしている長男。「そう!」 と目で念を送る僕。「わかった」 的な顔してうなずく長男が、「お母さん、なんでこんなに焦げてるの?」 と、焦げサバを指差しながら質問した。「なんでやねん! さっきのやりとりは、なんやってん!」 と叫びそうになった。お互い言葉では言ってないけど、伝わってると思ってた。四年間、一緒におったやん! 公園にもいっぱい連れていったやん! 二人だけで海に行ってカニ捕まえたやん! 二人でスーパー銭湯にも行ったやん! 二人でオープンカフェにも行ったやん! なのに言うかね? 息子よ。俺たちはまだそんな関係かね? と思いながら、焦げた