ブックタイトル田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

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概要

田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

1 6 5  近くで遊ぶか、遠くで遊ぶかた。 公園には恐竜の遊具がたくさんある。僕はよく知らないがステゴザウルス? 背びれが大きい恐竜があったり、ティラノザウルスがあったりする。恐竜以外にも遊具はあるのだが、今まで触ることが出来なかった恐竜の元に、長男は一目散で走って行く。なのに少し経つと他の遊具で遊びだした。 どうしたのか聞いてみると、周りの男の子は上手に遊べているのに自分だけ上手に出来ないから、恥ずかしくて嫌みたいだ。僕としては、自分の息子がそんなことを恥ずかしいと思う性格になって欲しくないので、長男の手を引き恐竜の遊具に向かった。 そこでは二人の子どもが、恐竜の背びれの周りを落ちずに回るだけの遊びをしていた。小学三、四年かなと思う少年とその少年の弟らしき子だった。弟の方はウチの長男よりも一回り大きかったので、幼稚園の年長さん位に見えた。長男は、チャレンジするが背びれの上の部分にギリギリ手が届かないので、丸味を帯びた恐竜の胴体の所で踏ん張りが利かずに落ちてしまう。他にも子ども達が来て、長男より少し大きな女の子もひょいひょい回って行った。 手の持って行き方を変えるだけで出来そうなのでもう一度やらせようとすると、女の子が簡単に出来たことが恥ずかしかったのか、嫌がり、別の遊具で遊ぶと言い出した。やれば出来ると促して、もう一度やるがやはり同じ所で落ちる。僕から見れば、やる前から「落ちて