ブックタイトル田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

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概要

田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

1 6 1  近くで遊ぶか、遠くで遊ぶか 当時やっと歩けるようになった次男と長男を連れて、無料の動物園が付いている公園に行った。そこには動物と触れ合える場所がある。ヤギ、羊、チャボ、うさぎ等がいるので次男と長男を連れて敷地内に入る。長男はうさぎを抱っこしに行き、次男はチャボを追っかけて走りまわっていた。チャボに飽きた次男が選んだ獲物はヤギ。そのヤギは次男が触ってもずっと大人しくしていたのだが、しつこく触ってくる次男に腹が立った様で、いきなり頭突きをした。そんなにきつくはなかったので、次男は尻もちをついただけで済んだ。僕は突然の頭突きにビックリしたが、次男は泣かずにキョトンとした表情をしていた。 何が起きたか分かってなかったのか次男はまたヤギに触りに行く。ヤギは次男が触ろうとしたらまた頭突きをした。次男はまた尻もちをついた。今度は何が起こったか理解できたようで、下唇を突き出して今にも泣きそうになっていた。しかし泣くのを我慢して立ち上がり、またヤギに触りに行った。次男はたくましく育ちそうだなと感心しながら見ていると、三度目の頭突きをされた。今度は、泣きながら僕に抱っこを求めてきた。 次男を抱きかかえて笑っていると見知らぬママさんが、「もうヤギに触らせない方がいいんじゃないですか?」 と心配そうにアドバイスをくれた。家に帰って、次男の武勇伝を嫁に聞かせると怒られた。