ブックタイトル田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

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概要

田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

1 4 8が怒るのも仕方ない。その時になって慌てて考えた。嫁はまだ二人目を妊娠していなかったし、長男が三才になったことで多少遠くに行けると判断した僕は、「正月はアンコールワットに行こう!」 と提案した。アンコールワットがアジアの世界遺産ということしか知らない状態なのにだ。家族のことを考えていない無責任な発言を何度となく聞いている嫁は、「また変なことを言い出した!」 と思ったのであろう、怪訝そうな顔で、「何時間飛行機に乗るの? 直行便はあるの?」 と質問をぶつけてくる。もちろん下調べもしてないので、答えられる訳がない。武器も持たずに戦場の最前線で戦っている状態だ。いや、もっとひどい。イケメンの男が、新宿二丁目のバーを素っ裸でハシゴ酒をしている様なものだ。 何も答えられない僕を見て嫁は呆れながら、「じゃ、どこの国にあるの?」 と聞いてきたので、「アジアの何処か!」 と答えると、