ブックタイトル田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

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概要

田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

1 2 3  理想の家を探して その物件の第一印象は部屋が少し全体的に暗い感じはするものの悪い物件ではない。嫁が出していた条件はクリアしている。特別良い所もないが特別悪い所もないという物件だ。正直、内見に疲れ果てていた僕は、「もう、ここにしようや!」 と嫁に、半ば強制するように言った。「ここはやめよう」「はぁ?、何であかんの!」「オバケが出そうな気がする」 僕がインクレディブル・ハルクだったら、緑色になって巨大化して街を滅茶苦茶に破壊していただろう。そんな体質ではない僕は緑色になるではなく顔で怒りを表現した。それを察した嫁は慌てて、「次の所に行こう」 と言った。 二件目の物件は、リビングも広くて使いやすい形だし、築年数は古いのにかなり綺麗だし、僕が今まで見た中で一番、気に入った。嫁は、今までの時間は何だったのだろうか? と思う程のスピードで、