ブックタイトル田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ
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田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ
1 2 0所に付いている為、子どもが開けやすい。バルコニーはリビングからの見晴らしを良くするため塀はなく、手すりの間がかなり開いている。子どもが十分にくぐれる幅だ。ロフトははしごをかけて上るタイプなので、落ちないような工夫はされていない。確かに、言われてみれば危険だらけである。嫁に言われてからだが、勉強になった。男女二人で住むとオシャレでいい感じなのに、子どもと住むと危険になる。 ただ、嫁が「引っ越ししよう」と決意したきっかけは、バルコニーで干していた布団が強風で交通量の多い井の頭通りに飛んで行ったことらしい。本当に事故にならなくて良かった。 引っ越すことを決めてから、今のマンションに引っ越すまでに時間がかかった。僕が仕事に行きやすく、先輩や後輩と飲みに行きやすく、そして子どもが過ごしやすそうな場所を何箇所か不動産屋さんに言い、FAXで送られてきたものの中から内見する物件を嫁が選んだ。その選んだ物件を休みのたびに内見しに行ったのだが、なかなか良い物件が見つからない。嫁は結婚して初めての家探し、子どもと自分の理想の家を求めて必死になっている。僕が仕事中にも内見しに行ったりしている。今日の物件は近くにスーパーがなかったとか、リビングの使い勝手が悪いだとか言っていた。もうすでにかなりの日にちが経っているのに、妥協をしない嫁に少し腹が立ってきたので二ヵ月以内に決めるように言った。