ブックタイトル田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

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概要

田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

1 1 9  理想の家を探してョンに嫁がやってきた。嫁が来てから、部屋はガラッと変わった。黒の遮光カーテンは、生成り色のカーテンと今まで買ったことのないレースカーテンに。ガラスとシルバーで出来た無機質なテーブルは、食事のしやすい高さの木のテーブルに。リビングにあった一・五メートルあるシャアザク等フィギュア全般は、僕の部屋に。築地の乾物屋で買ったカナディアンオオカミの剥製は、リビングからリビングの上の物置に。嫁の方が家にいることが多くなるので、他にも嫁の過ごしやすい様に変えた。 しばらくして、長男が生まれた。長男が寝ているベビーベッドがある場所は、半年前までカナディアンオオカミがいた所だ。何だか不思議な感じがした。 長男がハイハイをし始めた頃のある日、嫁が、「引っ越ししない?」 と言った。前のマンションはオシャレな造りになっていて、変わった形のリビングの片側一面は可動式のガラスのドア、ドアの外はバーベキューが出来そうな広さのバルコニー、リビングの上にはロフトの様な物置。嫁の過ごしやすいように部屋も模様替えしたのに何故? 嫁は二人で住むのには最適だと思うが、子どものことを考えると危な過ぎる家だと言う。リビングの可動式のガラスドアは子どもが指を挟む可能性が高い。それにドアノブが低い場